設定資料/用語集

アトロフィクシス

地球外生命体に寄生され肉体的・精神的変異を起こした人間の総称。変異は主に後天的な身体機能の異常発達にはじまり、徐々に精神に変調をきたしていく者が少なくない。それに伴う犯罪が重大な社会問題になりつつあり、アトロフィクシスの行動制限などを求める声が高まりつつある。しかし太陽系全体のほとんど人間が寄生されており、変異の可能性は誰にでもあるため、それに慎重な世論も根強い。
発症は成長の著しい幼少期に始まる場合がほとんどだが、稀に胎児からという例もある。また、変異との因果関係は不明だがほとんどの者が短命だと言われる。

【成り立ち】人類が高次元宇宙開発に乗り出して以降、地球外から様々な物質や生物が持ち込まれる。 アトロフィック現象を引き起こすHDUウイルス その一つ、HDUウイルスはヒトに感染し、体内で増殖する過程でDNAやRNAを傷つけ、身体に変異を起こす。 ウイルスは宿主を破壊するよりむしろ身体能力の発達など、生命体の増強に働く為、宿主との共存を目的にしているとも言われている。 ウイルス自体には母子感染などにより人類のほぼ百パーセントが感染しており、発症するのはその中の五パーセント未満ではないかとされている。 発症すれば運動神経系に大きな変化が見られ、軍隊では発達した身体能力や感覚神経を戦術に生かす研究が進められている。 反面、精神的な安定を欠く者も多く、肉体的に優れた能力で健常者を傷つけるとして重大な社会問題になりつつある。既にBRの絡む傷害事件の厳罰化が進んできている。軍隊などで兵器を扱うような者には体内に緊急活動抑制装置が埋め込まれ、不測の事態に備えている。

アトロフィクシス兵

上記参照

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