Character-登場人物-
東軍第8特殊重機歩兵部隊
クラノス＝ハルバート＝ロータスクルーソ
【年齢】26歳【身長】179cm【階級】中尉
【搭乗機】ZIXO-A402/BIZER-E54/BIZER-E54x-GARUDA
物語の主人公。慢性的人手不足のユニットＥ８１の指揮官で、自分も重機歩兵に乗り込み戦場に出ている事が多い。
高名な剣術士であるブロウド＝ケンファーから指導を受け、自身も剣術に長けており、亜空間戦を非常に得意としている。
軍の高官を輩出し続けるデリフォード地方の名家、ロータスクルーソ一族の出で、お固いところがある。また一見物静かだが、こうと決めたら融通のきかない性格であり、時折周囲に混乱と誤解を撒き散らす。
戦闘能力の高さより、高官の息子でありながら地方勤めと言うマイナスイメージが根強く、軍隊内での彼への評価は二つに分かれる。
現在東軍にロータスクルーソ姓が一人もいない為、ハルバートを飛ばして名乗ろうとする。主に他にはコレール家やアイゼン家などがある。
ジャッキー＝フランツ
【年齢】26歳【身長】180cm【階級】少尉
【搭乗機】ZIXO-A688/BIZER-E55-BUTE
主人公の同期で親友。入隊はクラノスより早く、北軍でどさくさにまぎれて3年第1重機歩兵部隊に居た。
生活態度から言葉遣いに至るまで全て雑だが、機械いじりや趣味のＴＶゲームなど、自分の興味の向く場所にはとことんこだわる自由人。基地に居る間はサガナワ率いる整備班に紛れてＥ８１副長としての仕事をおろそかにしている事も少なくない。
また射撃の名手で、亜空間内でも（実際に当たるものも当たらないものも）実弾を有効に使う事を得意としている。
一見クラノスとは正反対に見えるが、変な拘りの共通点と機械音痴のクラノスをサポートする意味でいいコンビになる。
教官職のヘレナが彼女。
ケリー＝ハサラン
【年齢】25歳【身長】191cm【階級】准尉
【搭乗機】ZIXO-A732/Z3
元は第7特殊宇宙部隊に所属していたが、搭乗していた宇宙軍の最高機密兵器スペースワインダーの落下事故で記憶を無くし、Ｅ８１へ移動してきた。マスターブレンの危殆化演算（大量殺人をほう助する可能性の高い/あるいはブレンコアの暴走に繋がる計算）を一時的に可能にするストリンガーでもある。
彼の兵科を超えた移動は事故の後遺症によるストリーディング能力の低下が原因で、慢性的人手不足のＥ８１を整備面で補う為とされていた…が、操縦士の不足するこの部隊で半ば無理やり重機歩兵に乗せられてしまった。
宇宙軍の機密兵器に搭乗していた事から、配属当時から今日に至るまで隊員の興味の熱が冷めた事はないが、ケリー本人何も覚えていないと言うから仕方がない。
キャンベル＝イサラ(井更)＝トライトンズ(キャス)
【年齢】21歳【身長】163cm【階級】伍長
【搭乗機】ZIXO-A926/BIZER-N444-DRAGONKNIGHT13-TRIDENT
Ｅ８１期待の新人（２年目）。
幼い頃に母親を亡くして以降、旧大富豪井更家に育てられていたＬＢ。
周囲の反対を押し切り(というか、相談もせず)防衛学校への入学を決めたため、血縁者である事が発覚、以降旧井更家の関係者として当局の監視下に置かれることとなる。
結局防衛学校への在籍はかなわず、一時ＬＢ研究所に収容されるが、再び自由の身となり東方面軍へやってきた。
北軍の英雄と言われたライデン＝イサラとは異母兄弟だと思われる。
重機歩兵の操縦技術はまだ粗削りではあるものの、兄に似て天才的。しかし経験の無さ故の失敗も決して少なくない。
一度負けず嫌いに火がつくと手がつけられなくなり、その最たる犠牲者がクラノスとマックスだったりする。
マーク＝オーキス(マックス)
【年齢】20歳【身長】172cm【階級】伍長
【搭乗機】ZIXO-A1024
Ｅ８１期待の新人その２（１年目）。
家計を助けるために若くして第2陸上部隊に入隊、その後リミットブロークである事が発覚し、第3特殊陸上部隊に移動となり、一度は除隊する。
しかし一念発起して重機歩兵操縦の訓練を受け、何を思ったのか第8特殊重機歩兵部隊へと直接再志願した。
クラノスがそれを了承した為、彼の希望通りＥ８１への配属が決まったが、Ｅ８１が未だに古い重機歩兵を扱っていると知って今かなりがっかりしている。
自分に与えられたＺＩＸＯが中古品である事も彼は大いに不満に思っているようだ。
状況に流されやすいが生真面目で、中途採用（年齢的にはそうでもないが）のブランクを埋めようと人一倍頑張る努力家である。
ヘレナ＝ラウ
【年齢】25歳【身長】170cm【階級】曹長
【搭乗機】ZIXO
新人教育を担当する教官役。
代々家に伝わると言う古式武術を体得しており、Ｅ８１内に体術で彼女に勝る人間は存在しない。
本来であれば剣術指南も彼女の役どころだが、剣術では指揮官のクラノスが勝る為に、遠慮なく彼に新人指導を丸投げしてしまっているドライな部分もある。
各方面軍に非常に顔が広く、人付き合いの苦手なＥ８１隊員の彼女への依存度は極めて高い。特に各方面軍第8特殊重機歩兵部隊の女性隊員とは親密で、アンテナ的役割も大いに果たす。
ジャッキーの彼女でもある。
シム＝ホーキンス
【年齢】42歳【身長】183cm【階級】曹長
【搭乗機】GUARDIAN
第8特殊重機歩兵部隊には数少ない、壮年の操縦士。
…とはいえ、年々膨らみ続ける体系はコクピットを窮屈にし、実際の重機歩兵への搭乗の妨げとなりつつある。
最近では出撃中のほとんどを輸送艦「ライトストーム」内で過ごし、データ収集に勤しんでいる。同時にそれは彼の長年の趣味でもある。
現にＥ８１の重機歩兵は情報収集能力に特化し、戦闘中の他部隊のアドホック通信を一瞬でジャックしてしまうほど高性能に（？）なっている。
しかし彼の情報収集癖も広い意味で無は駄な事ばかりではない。彼の長年の研究が功を成し、Ｅ８１で使用する旧式のＺＩＸＯが高性能の後継機、ＢＩＺＥＲを凌ぐ性能を見せる場面もこれから度々現れる。
アイロット＝ジェファーソン
【年齢】23歳【身長】158cm【階級】衛生一級
【搭乗機】なし
極東基地に勤務していた医療技師官。
若くして亡くした父親がケンファー家の主治医だった縁で、クラノスとも面識があった。
父親の死が他殺だったと知り軍を離れようとするが、結局父親の意思を継ぐように彼女もＬＢ研究に携わるようになる。
後にＨＣＤ導入に合わせ、、Ｅ８１へ配属されてくる。
殺伐とした（東軍の一部の）重機歩兵部隊に存在するノーマルな女性であるせいか、好意を寄せる兵士はＥ８１以外にも少なくない。また、感情がすぐに顔に出る為、Ｅ８１の隊員の間ではトマトの愛称で通じている。
デヴィット＝サガナワ
【年齢】57歳【身長】166cm【階級】少尉
【搭乗機】なし
Ｅ８１の整備班を率いるリーダー。
堅気な職人肌で、パンチパーマと例え夜であろうとも片時も外す事のないサングラスがトレードマークのナイスミドル。
整備の腕前もさることながら、Ｅ８１操縦士の意味不明な注文にも的確に応えられる人材は世界中探しても彼以外に見つけることはできないだろう。
ここまでＥ８１がしつこくＺＩＸＯを使い続ける理由は彼なくして語る事はできない。
アイザック＝エイブル
【年齢】56歳【身長】171cm【階級】中佐
【搭乗機】なし
第８特殊重機歩兵部隊の司令官。
ＬＢ部隊を率いる彼自身はＬＢではなく、元は第1重機歩兵部隊の物資輸送隊の指揮をとっていた。
東軍第8特殊重機歩兵部隊で彼以上の管理職がほとんど兼務、または空席になっており、方面軍司令本部と中央軍統括本部双方との調整には実質彼が一人で立ち回る。その為か、Ｅ８１を遠隔操作する手段をよく心得ている。通称「雲隠れの名人」だが、本人はその通り名に納得していない。
重機歩兵・他
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ＺＩＸＯ 【全長】16M【重量】83t 【製造】井更重工/Ｒ＆Ｂ/アドネアトキ |
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火星戦終結前まで地球連邦軍の主力機であった重機歩兵。停戦後数年経つ今もＥ８１では全てが現役だが、
現在連邦軍全体では後継機、『ＢＩＺＥＲ』との入れ換えが進んでいる最中で、いずれ置き換わるものと思われる。
ＺＩＸＯの製造は既に終了しており、Ｅ８１で使用されているのはそれ以前から使用されているか、状態の良い機体を余所から譲り受けたかしたもの。
紛争の少ない東軍への新型の配備が遅れているのもＺＩＸＯを使い続ける理由の一つだが、機体整備のノウハウが充実した愛機を手放したくないという指揮官たちの機械音痴も新型導入への大きな障害になっているといっていい。
今日も年長者たちは新型に勝るべく、旧型をいじくり倒している。
地球の企業2社と火星の企業1社とで共同開発され、井更重工最後の高機動重機歩兵と言われている。
